エグゼクティブ プレゼンス

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「真のリーダー」になる為に、「リーダー」として選ばれる為に

企業の代表、組織の長、スポーツチームのキャプテン等、生まれながらにして、そのような役割に適した人物はいらっしゃいます。しかしながら、そのような方々の多くは、トップの役割に任命された時にその責任を担い業務を遂行し、一定期間を経て、初めて、「ふさわしいリーダー」として周囲からの信頼を得て、活躍されていくというのが自然なあり方です。

リーダーシップのあり方を、スポーツ、特にチームスポーツを例にとると、リーダーたる「チームのキャプテン」は、困難に打ち克つ強いチームを作るために、選手の適性を考え、チームをまとめ行動する「ひと」であり、まさに組織としてどうあるべきかを考える「リーダー」です。企業のリーダーたる社長も経営幹部も、どうしたら更に良い会社や組織になるか、また社員の事を考え、行動し実行するリーダーで、目的の遂行ために不断の努力を惜しまず、業績に貢献しておられます。

「将来、企業のトップ・社長になりたい」というアスピレーションは、キャリアの自己実現において必要な動機づけだと思いますが、本当に必要な心構えとしては、会社・組織・社員・顧客の為に貢献するというマインドセット(内面のあり方)や、コミットメント(強い意志)であり、どの様にすればそれが達成可能かというアイデアと発想の持ち主である必要があります。そして、その発想と心構えは、スポーツチームのキャプテンと同様のマインドセットが必要です。

では、「真のリーダー」になる為に、また、「リーダー」として選ばれる為には、まず、何が必要でしょうか。

最初に必要なのは、「自己認識」です。多くの方が素晴らしい資質を備えていらっしゃいますが、まずは自分自身を客観的に認識し、長所・短所、改善点を分析して理解することが大切です。その上で、リーダーとして必要な資質が十分に備わっているか、その他の必要な要件が十分に身についているかを、総合的に評価・判断して行くことが求められます。その総合評価を基に、ご自身の「最適な役割」を考え、また、その役割に向けてトレーニングをすることが肝要です。まずは「己」を知ることから、すべてがスタートします。

その上で、チャンスを求め、探し、与えられて「リーダー」としての役割を実践することを通し、初めて、リーダーとしての「意識」「心」「感情」といったマインドセット(内面のあり方)を、「表情」「身体での表現」「態度」において外面的にも相応に表現できる様になり、誰が見ても頼もしいリーダーとして受け入れられる様になります。その頃にはリーダーとしての「覚悟と自信」が根底にしっかりと出来上っているはずです。これこそが、エグゼクティブ プレゼンスです。

私共は、こうした真の「エグゼクティブ プレゼンス」を身につけて行かれるリーダーの皆さまへのコーチング、また、すでにエグゼクティブ プレゼンスを獲得された皆さまへの更なるキャリア ディベロップメントや活躍の場を得るためのサポートさせて頂いています。